一般質問 令和8年6月定例月議会
令和8年6月定例月議会にて一般質問を行いました。
質問のやりとりをまとめています。ご覧ください
枚方の歴史と文化を次世代へ:文化財保存活用地域計画がスタートします
これまで長年訴え続けてまいりました「文化財保存活用地域計画」の策定が、いよいよ今年度から始まります。貴重な地域の宝を未来へつなぐための、大きな一歩です。
今回の一般質問で確認した、計画策定の現状と今後の課題についてご報告します。
1. 現在の進捗とスケジュール
現在は策定に向けた業務委託の契約が完了しており、今年(令和8年)の秋頃には第1回目の審議会を開催する予定です。 今後は、学識経験者や地域の皆様の意見を伺いながら、令和10年度中の計画完成を目指して進めてまいります。
2. 計画策定における行政の課題認識
行政側も、以下の点を重要な課題として認識しています。
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広範な文化財の把握: 指定・未指定を問わず、市内のあらゆる文化財を把握し、リスト化する必要があります。文献調査に加え、地域の皆様へのアンケート調査など、限られた期間で多岐にわたる作業を並行して行う必要があります。
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多様な意見の集約: 本計画は、枚方市としての中長期的な保存・活用の目標を定める総合的なものです。関係者が多岐にわたるため、皆さんの意見をまとめ、合意形成を図ることが大きな挑戦となります。
3. 私の思いと今後の要望
計画の真価は、策定後の「実効性」にあります。これからの取り組みにおいて、以下の点を強く要望しました。
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「想い」と「知恵」を大切に: 特に「交野節」のような無形民俗文化財は、継承されている方々の想いと知恵を計画の中核に位置づけるべきです。
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未来志向の活用: デジタルアーカイブ化や観光・教育との連携など、これまで提言してきた横断的な取り組みを、一過性のものではなく「恒久的な施策」として計画に体系化してほしいと強く求めました。
歴史や伝統は、一度失われると取り戻すことができません。関係者の皆様と丁寧に対話を重ね、枚方らしい、市民の暮らしの中でいきいきと息づく計画に繋がるよう提言していきたい思います。
枚方市駅北口周辺の「路上喫煙対策」について:誰もが快適に歩ける環境を目指して
駅の北口ロータリーが整備されてから時間が経つ中、多くの方から「もっと快適に通行できる場所にしてほしい」という声をいただいています。
3月の議会に続き、今回は「枚方市駅北口周辺の屋外喫煙所」の整備状況について改めて質問し、市の強い覚悟を求めました。
1. 現在の状況:喫煙所設置に向けた調整中
現在、市は「喫煙者と非喫煙者が共存できる環境(分煙)」を目指し、以下の取り組みを継続しています。
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現地での具体的な検討: 喫煙所を設置するためのスペースや、歩行者の動線を現地で詳細に確認しています。
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関係者との協議: 土地所有者やたばこ事業者と協力し、設置費用や運営における役割分担について調整を進めています。
2. 今後の課題と私の意見
今回の質疑を通じて、以下の点を行政に強く求めました。
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公民連携の着実な推進: 民間事業者との調整は丁寧に進める必要がありますが、良好な関係を維持しながら、一歩ずつ着実に実現へ向けて歩むことを期待します。
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市が負うべき「最終責任」: 喫煙所の設置は公民連携が軸ですが、快適な歩行環境を守ることは、最終的に枚方市が責任を持つべき課題です。
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「諦めない」強い覚悟: 万が一、調整が難航するような事態になっても、市には目的を諦めることなく、代替案なども含めて実現させるという強い姿勢で臨むよう強く要望しました。
枚方市の新たな玄関口が、誰にとっても安全で心地よい場所となるよう、引き続きしっかりと進捗をチェックしてまいります。
「ものを大切にするまち」へ:枚方市リサイクルセンターが開設されました
「断捨離」という言葉が定着し、持ち物を見直して生活の質を高めようとする現代において、不用品を「ごみ」ではなく「資源」として活かすことは非常に重要です。
このたび、ごみ減量と資源循環の拠点となる「枚方市リサイクルセンター」が開設されました。今回の議会では、その役割と今後の可能性について質問しました。
1. リサイクルセンターの目的と概要
枚方市リサイクルセンターは、休止中の穂谷川清掃工場第3プラントを活用し、6月1日に開設されました。この施設には、以下の3つのエリアが設けられています。
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リユースエリア: 不要になったものを再利用するため、リユース品の受付・展示・販売を行います。
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4R啓発エリア: ごみ減量について学ぶことができます。
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環境学習エリア: 生き物の展示などを通じて、身近な自然環境について学べます。
また、リチウムイオン電池の回収や、フードドライブ(食品の回収・提供)の窓口としても機能しています。
2. 開設から2週間の利用状況
開設から間もない6月12日までの時点で、すでに515人もの市民の皆様が来場されています。 来場者アンケートでは、「今後も利用したい」「リユースを積極的に利用したい」と回答された方がいずれも90%を超えており、多くの市民から高い評価をいただいています。
3. 今後の展望:暮らしに密着した循環モデルへ
リユース市場は国内で約3兆5,000億円規模に達する成長分野であり、このセンターは本市の施策における最重要窓口です。
今後は、センターという拠点にとどまらず、地域やコミュニティの力を市の施策と掛け合わせることが重要だと考えます。
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地域行事との連携: 防災訓練やお祭り、学校の行事などへリユースの機会を広げる。
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生活の節目での支援: 大学生の卒業時期など、新生活へ移る際の不用品循環をサポートする。
市民の皆様が日常的に参加する活動の中で、自然な形で「循環」が生まれる。そんな『暮らしに密着した循環モデル』を構築できるよう、これからも働きかけてまいります。
ブログ記事用に、枚方市の「終活支援」および「やすらぎの杜の残骨灰の取り扱い」に関する質疑応答の内容をまとめました。
安心のまちづくりと、人生の締めくくり:「終活支援」の新たな視点
本格的な超高齢社会・多死社会を迎える中、市民の皆様が尊厳を持って最期を迎えられるよう、「終活支援」は安心のまちづくりに欠かせない重要な柱です。
今回の一般質問では、既存の終活支援の取り組みに加え、亡くなった後の備えとしての「社会貢献」という前向きな視点について質問しました。
1. 本市の現在の終活支援
現在、市では以下の取り組みを通じ、最期を考える機会の創出と普及・啓発に努めています。
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「枚方市版終活まるわかりガイド」の発行。
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「人生会議」講座の開催: 市民や専門職を対象に年2回実施し、出前講座にも対応。
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多職種連携研究会: 医療・介護関係者と共に、人生会議に関する課題を検討し、連携体制を強化。
2. 残骨灰に含まれる有価物の取り扱いについて
終活のもう一つの側面として、市立火葬場「やすらぎの杜」における残骨灰に含まれる有価物の取り扱いについて、アンケート調査結果をもとに現状を確認しました。
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調査結果: 市民モニター等から1,171件の回答があり、有価物の売却については約67%の方が「賛成」または「どちらかといえば賛成」と回答しました。
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市民の声: 多くの意見の中には、「遺族の同意が必要」「透明性の確保」「故人の尊厳への配慮」といった、心情に寄り添う声が寄せられています。
3. 今後の展望:社会貢献としての「終活」へ
アンケート結果を見ると、賛成理由の2割以上が「人生の最後に社会貢献ができること」を挙げています。
私は、単なる事務手続きや身辺整理にとどまらず、「自分が亡くなった後に社会にどのような足跡や貢献を残せるか」という視点を終活に組み込むことを提案しました。
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部局横断的な連携: 健康づくり課が発行する「終活まるわかりガイド」等の改訂時に、環境部のアンケートで示された市民の社会貢献への意思や、感謝のメッセージを盛り込むよう要望しました。
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事前の話し合い: 生前の心身ともに余裕のある段階から、家族間で情報を共有し、話し合える環境づくりが重要です。
最期にまつわる情報を部局間で連携して整理し、市民の皆様が「自らの最期が社会への恩返しに繋がる」と感じられる、心豊かな人生の締めくくりをサポートする体制を強く求めてまいります。
