2020.6.22【令和2年6月定例月議会 一般質問】

2020.6.22
6月議会 一般質問

質問の流れと要望です。

1.新型コロナウイルス対策における地域の情報共有について

・コロナ禍で自治会活動が停止。回覧板も中止する地域も。
・市との情報共有。いまだにFAX・・・。
・ICT活用を推進!

【要望】
大阪北部地震後の全員協議会の際、我が会派の妹尾議員が、LINEアプリなどSNSを活用した校区コミュニティ協議会との情報伝達について、要望しております。
また、私も、令和元年6月の一般質問で地域担当職員制度について質問させていただき、この制度は地域の現状把握が役割というお答えをいただいています。

しかしこの間、市として具体的な取り組みが見えてこず残念です。

このコロナ禍、人と接するというコミュニケーションが取れない中、ICT利活用による情報共有はライフラインです。しかし中には、高齢者などICT利用の苦手な人もいます。地域でフォローできるように、行政としては、情報が伝達される地域のネットワークインフラ作成の支援を行わなければなりません。

地域へのアンケートとともに、市としてのICT活用の目標、地域がICT利用するメリット、今後の第2波3波に対応するための道筋を示し、協力を求めてください。早ければ秋には新型コロナウイルスの第2波の到来が懸念されていますので、迅速な対応をお願いいたします。

また、回覧等の情報提供についてですが、回覧情報を市のホームページに掲載しアーカイブ保存している他市の事例があります。地域の負担を少しでも減らせると思いますので、取り組んでいただくよう要望いたします。

2.地域の見守りシステムについて

・児童生徒の通学の安全確保のため、今年の7月から見守りサービスが進む。
・来年夏頃には市内全域を予定。
・通学路に固定基地局。スマホでアプリをダウンロードすると、移動基地局となるので、市民がどんどんアプリをダウンロードすれば見守り範囲の強化になる!
・これを認知症高齢者の見守りにも使えませんか?
といった質問。

【要望】 
見守りサービスは、固定基地局以外にも、スマホアプリをダウンロードすることで、見守り範囲が拡大されるという利点があります。また、誰もが簡単に防犯に参加できる環境を作ることで、少しでも防犯に興味を持っていただくきっかけにもなり、防犯意識の醸成に繋がると考えます。是非とも、PTAはもとより、校区コミュニティ協議会、自治会にもご理解いただき、見守りに協力していただけるよう、働きかけをお願い致します。

また、この見守りサービスは、タクシー事業者にも協力いただき、より広範囲の見守り環境整備が行われています。本市でも、タクシー事業者や、配達事業者、最近増えているデリバリー事業者にも協力を求めるなど、範囲の拡大に努めていただくよう要望いたします。

そして現在、試行的に実施している他市の「高齢者みまもりサービス」の状況を注視していただき、高齢者へサービス拡大を図り、より効果的な地域見守り体制の構築をしていただくよう要望いたします。


3.職員の採用条件と業務委託の参加資格について

・市の職員採用試験を、暴力団関係者も受けられる。合格もする。そもそも採用できないようにするべきでは?

【要望】
給食調理場、上下水道施設、病院など、枚方市には市民の命に関わる施設が多数あります。危機管理上、暴力団や、現在、適用団体はありませんが、「政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体」の構成員が公務に携わることは避けなければなりません。

また、委託業者についても、実際に現場に従事される方に対しては、どの従業員を充てるか指定できないので確認できないとのことですが、従事者に関しても暴力団などを排除するよう誓約書に記すべきです。

市で採用する職員や関連業務の委託先などにおいて、暴力団などに関与するような人物が枚方市の公務に関わることのないように、しっかりとリスクマネジメントを行っていただくよう要望いたします。

4.今後のスポーツ推進について
・今回のコロナ禍によって、スポーツを取り巻く環境は大きく変化。
・ウィズコロナの中において、今後、どのようにスポーツ活動を盛り上げていくのか?
・地域資源を掛け合わせ、戦略的に市内のスポーツ環境を活性化するために、スポーツに関わる各組織、団体を繋ぐような仕組みづくりが必要。

【要望】
屋外で遊ぶ、観光と連携した施策を考えていく、とのことでしたが、
例えば、これまでは教育委員会の所管であった野外活動センターにおいて、アウトドアやキャンプの知識を、災害時に役立つ知識として学ぶことができるイベントを民間事業者とともに行う、といったことなども考えられます。
庁内の関係部署や民間企業等と連携した事業を進めるなど、様々な組織がつながるような仕組みづくりをお願いしたいと思います。

また、これまでの地域スポーツは、スポーツ協会などが市内のスポーツを先導してきたとのことでした。
しかし、近年ではスポーツ活動が細分化し、各組織・団体が個別に事業を展開する事例が多くなってきています。
地域スポーツ推進のためにも、民間企業、福祉、小中高大学とスポーツに関わる各団体が協力しあうスポーツのプラットホームが必要ではないかと考えます。
一つのミッションを目標として設立されるスポーツコミッションのように、市内のスポーツ活動を集約し、積極的に発信していくような組織体の構築について、検討を進めていただくよう要望しておきます。

議会の模様はこちら
枚方市議会本会議録画映像