【自主防災組織について令和3年12月一般質問】

枚方市の45小学校区には自主防災組織というものがあります。

ほとんどが、自治会の役員が中心となってるので、

自主防災組織=自治会役員

自治会役員が約2年で入れ替わるなら、自主防災組織メンバーも入れ替わる。

これって、大丈夫?

 

1. 自主防災組織について

Q1.
本市には、現在45校区にそれぞれ1つの自主防災組織が結成されていますが、
どの校区においても、地域防災活動における担い手不足に加え、役員の高齢化、またその役員も1~2年で交代するため、継続した取り組みが困難である等、さまざまな問題を抱えているのが現状です。
市では、こうした課題への対応の一つとして、「地域防災推進員育成研修会」を実施されてきていますが、研修会の目的と、これまで何人の方々が研修を修了されておられるのかお伺いします。


A1:(危機管理監)
 
「地域防災推進員育成研修会」につきましては、地域防災推進員の皆様が校区の防災リーダーとして活躍していただくために必要な知識や技能を身につけていただくことを目的として、平成22年度から実施しております。 令和2年度は、新型コロナウイルスの影響により中止としましたが、今年度を含め、これまで研修会を11回開催し、研修修了者は合計で838人となっております。


Q2.
研修修了者がこれまで、838人にのぼっているとのことでした。
この間、研修会を修了された方々については、地域の防災リーダーとして、各々の地域で、どのような活動をされておられるのかお伺いします。

A2:(危機管理監)

地域防災推進員の活動につきましては、研修修了者に対して、具体的な活動の報告を義務付けているものではございませんが、例えば、避難所運営委員会等の構成員として、校区の避難所運営マニュアル作成や改訂等に取組んだり、避難所運営における各種班活動や自主防災訓練等においては、リーダー的な役割を担うなど、地域防災活動の中心となって、防災対策の重要性について、住民への啓発や助言などを行っていただいていると認識しております。
また、12月4日に実施した「地域防災推進員育成研修会」終了後のアンケートでは、「地域で防災活動が行われているかわからない」等の回答もあり、市としましても、研修を修了した地域防災推進員の方々が、すぐにでも地域で活躍できるよう、校区の自主防災組織へスムーズに繋げるとともに、これまでの修了者に対しても、その後の活動について、アンケート調査を実施するなど、引き続き、様々な手法を検討し、地域活動の担い手の育成に努めてまいります。


【要望】
地域防災推進員育成研修会修了者はこの10年で838人。校区数で単純に割ると、20名近い方が地域にいらっしゃることになります。
もちろん、10年の間に引退された方もいらっしゃると思いますので、現役の方はもっと少ない数にはなると思いますが、
その方々が、毎年、継続して自主防災組織メンバーとして協力していただければ、かなりの組織体になっているはずですが、そうなっていないのが現状です。
地域防災推進員の方々に、自主防災組織へ継続して協力をいただけるようアプローチいただくとともに、
引き続き、地域の人材育成を進めていただくことを要望いたします。